2018年11月30日金曜日

感謝の気持ちを込めて 20代を振り返って





今年
様々な事があり
転機や節目の年となりました。


私事で大変恐縮ではありますが
先日、結婚を致しました。



沢山の方や
大切な友人から
お祝いのお言葉や贈り物

もう何年何十年お会いしていない方からの
あたたかいお言葉

ここ一週間程
人の優しさにふれ、本当に胸がいっぱいの毎日です。


思い返しても私は今まで
自信をもって胸を張れるような二十代を過ごせたかな?と恥ずかしながら思いますし
失敗やご迷惑をおかけしたりと沢山沢山したと思います。

本当に沢山の出会いと別れがありました。

そんな中先日
Facebookで報告すると驚く程
十代〜二十代に出会った沢山の方から良いねやお祝いのコメントを頂きました。


びっくり

何度も見返しては
これまでの自分が救われる思いです。


そんな心境の中

恥ずかしい思い出を少し書き残そうかと、
たまには思い出に浸っちゃおうかななんて思い
このブログに綴らせて頂きます。


約10年分ですから
長々となりますが
お時間ありましたら
どうぞお付き合い下さい。






色々な場所へ
転々とふらふらと


18〜20歳
自然食カフェのキッチンから
エスプレッソの美味しいカフェへ

心と体の病気を患った時
自然食やマクロビオティックに出会い
自分の中で「食」の意味や重要性ががらりと変わりました。
そして本当に毎日厨房で怒られて泣いてた
泣き虫山ちゃんというあだ名までついていた笑
カフェが好き過ぎて暇さえあればカフェ巡りや自宅でも料理を良くしていたな〜。


家族と向き合えない時
カフェで流れる魅力的な音楽と一杯の珈琲
静かな時間に何度も何度も助けられました。

自然食カフェが閉店してしまい
あこがれのカフェ、バリスタという世界に飛び込みました。
格好良く自由な先輩達やお客様達との出会い
あこがれとは裏腹の厳しい練習や営業に毎日濃い日々

結果的に辞めてしまいましたが。

二十代前半
職場のカフェからの帰り道
いつも寄り道していたセレクトショップ
気がつけばクローゼットの中がそのショップの服でいっぱいに
そんな大好きなお店でなんと働く事になるなんて。

女性らしさに疑問を持ってた時に出会った
ユニセックスのかっこよさ

衝撃の世界

沢山の素敵な物や素敵な方々との出会い
一緒に働く仲間達や先輩方

展示会では
沢山のものづくりのプロの方々とお会いする機会を持つ事が出来ました。

様々な出会いからの選択肢がうまれ
選択していくにつれだんだんと変化しました。

それは良くも悪くも
容姿やライフスタイルに表れる様に。


一時期は
金髪を通り越して白髪に
シャネルの真っ赤なリップ
漆黒のアイメイク
大好きな東京のブランドや
アメリカ古着に全身身を包み

タバコを吸い
ほぼ毎日朝まで飲み歩き
洋服に全財産をつぎ込む

それは
とても良いライフスタイルとは
言えない暮らし方をしていた時期だといえます。


自暴自棄で攻撃的
自分自身を大切にする方法が解らなかった時期でした。
当然自分自身に自信なんてものはありませんし
そんな人が人を大切に出来る訳がありません。

垂れ流しの毎日
使い捨ての毎日

どれだけの人に迷惑をかけただろう

沢山の方にご迷惑をかけたろうと思います。
きっと失望した方や嫌悪感を与えてしまった方もいらっしゃるでしょう。

二十代の前半
今思うと若気の至りと言えそうな言えなさそうな
本当に恥ずかしい思い出です。

このブログに書く事が出来たのは少し進歩出来たのかもしれませんが。



その後
当時アルバイトしていた友人だった方のショップにお世話になりながらの
アルバイト掛け持ち生活


25歳
人生初めての海外
アメリカ買付、サンフランシスコへ。

日本人として渡米したかったので髪を黒染めして


大好きな古着やインディアンジュエリー
素敵なカフェ
リアルヒッピー
本場のビンテージショップ
片言の英語
初めての買付


洋服に携わって約四年が経っていました。


その後そのお店で本格的に働く事になり
初めての店長業務
たった1人での店番

何度も何度も
自分自身と向き合い
このお店に今私が居る意味や個性を自問自答し
胃が痛くなるまで日々の売り上げや接客に悩み
理不尽な事やどうしても理解出来ない事も勿論あったけれど

こんな私に会いにきて下さる沢山の方々
閉店間際に飲みに誘ってくれる同業者の仲間達
何よりもお店を愛してくれるお客様に
何度も救われ、勇気をもらい

店をもつ難しさ、楽しさややりがい
人とのつながりのあたたかさ
を学ばせていただきました。

本当に毎日必死だったな。


その頃出会った
アンティークビーズ
アジアや民藝

その頃から自分で作るという事を始めました。

店長をしながら
店頭で販売し


私生活では
遅めの1人暮らしを始め

「暮らし」
というものを深く考える様に。

洋服とは暮らしの一部であり
全ての選択に意味があるのだと気づきました。


二十代前半
まるで鎧やデコレーションの様に
これでもかと足していたもの加えていたものを
少しずつ少しずつ
洗い流す様に仕分けする様に
いるもの、いらないものに分けていく様に。

ありのままの自分
優先順位の変化
どんどんシンプルな自分に変わる感じ



気がつけば
28歳

三十代目前

そんな時
初めてのアジア
インドへ

当時インドで生活する夫に会いに
アジアの手仕事に間近でふれる旅に
沢山の出会いや海外のリアルな状況を知る事が出来ました。

自分自身がどれだけ恵まれているのか
本当の豊かさや幸せとは
物や暮らしとは
日本とは

新しい疑問がうまれ
新しい視野がうまれました。


すっかり容姿やライフスタイルも
一周して
19歳当時に戻ったような感覚
勿論捨てずに取っておいた感覚や付け加えた感覚もありますが。

二十代と三十代のそこが違いなのかな


より自分のmrakというブランドも
シンプルで素朴であり
人の暮らしに寄り添うものを目指す様に。



そして
長くお世話になった店舗を退職


石の上にも三年
やり続ける
といことを学ぶ事が出来たのは
お金に換える事のできない大きな財産
私の中で大きな一歩となりました。



より「暮らし」というものに焦点をあて
両親の半農を手伝う事に

土の匂いに癒される日々

そんな姿に興味や共感して下さる方との出会いや再会


mrakの山﨑としての活動

タイとの出会い

初めて単身での買付
カレン村へ

自分しかたよるものが無い状況での
沢山の人の優しさに触れ

選んできたものを
とても楽しそうに手に取って下さるお客様に
またまた勇気と喜びを感じ

そんな中

新しく出会う店主様やお客様からの生の声

1〜10を全て選び、作り、お届けする
野菜作りにも似た様な一連の作業

ずっとあたためていた理想が形になった瞬間でした。




そしてあっという間に
三十代

まだまだ未熟で未完成な
今現在も不器用進行形の私があります。


こんなにも
ふらふらとしてきた私
そしてあまりにも不器用な私
思いを伝えるのが下手な私
3人以上になると会話のキャッチボールが途端に下手になる私
会話する時目線の合わせ方が解らず
じーっと目力強めで見てしまいいつも誤解されてしまう私
(結構これ本気で悩んでます...泣)

そんな私と
今も繋がり続けて下さっている
色々な場所で
色々な関係だった
皆様


同級生
上司
先輩
後輩
お客様
同業者の方々
友人


久しぶりー!
と言える事がなにより嬉しい。

切れてもいい関係でも
こうして繋がっている事が信じられない。

皆様

色々な場所で
色々な状況で

本当にお世話になりました。

そして
いつもありがとうございます。

こんな私が
誰かのパートナーになる事が出来ました。




ここ最近
何年かぶりにまた
ご飯にいったりと
昔なじみの面々にお会い出来る機会が増えて
幸せな毎日を過ごしています。


人に生かされているんだなあとしみじみ


長々となってしまいましたが、
独り言はこのあたりで

お付き合い頂きありがとうございました。


今後とも
夫婦共々
mrak共々

どうぞ宜しくお願い申し上げます。


山﨑 幸
改め
吉川 幸








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2018年11月9日金曜日

マリ.ジェンネ出土 テラコッタビーズ 10連ブレス 

四連は以前ご紹介しましたね。

ネックレスも
簪も
着けない日

そんな日に
存在感のある
一本


シンプルなワンピースに
程よい質感と
土色

独特なフォルムのビーズ


15,6世紀 ジェンネ出土 テラコッタビーズ
10連ブレスレット












一年を通して楽しんで頂きたい一本です。

お付き合い頂きありがとうございました。







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瓢箪チャーム


チェンマイにて

店内に並ぶ
何百とあるチャームやビーズ達

その中から選びました。

まるで
瓢箪の様なチャーム

現代的なデザインですが
この有機質な形

何かに使えるんじゃないかな


取っておいたそのチャーム

リングに通しました。



 




親指に


中指に



小指に






ゆらゆら
手が動く度に
あちらこちらへ







一本で
装いの印象もかえる





少し遊びをいれた
一本です。


是非店頭でご覧下さいませ。







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2018年11月8日木曜日

人参の種

先日

父から
人参の種を
分けてもらいました。


毎年
秋になると

間引きした小さな人参を
葉ごとソテーしたり天ぷらにしたり

冬になると
土から顔を出した熟した人参を
そのままサラダに

味が濃くとっても甘い


ソムタム風にしても美味しいんです。


そんな毎年の楽しみの人参


その人参から
種を丁寧に採り、乾燥させ
来年に向けて準備する






李朝の白磁匙に


初めて見た人参の種

それは
少し不気味に見えて
枯れた様に静かに佇んでいながら
力いっぱい強く芽吹こうとしてみえて

それはとても美しい


こんな種の様な人でありたいと
今、思います。


本当に自然というものは

計り知れない
何かがある


久しぶりに
ワクワクした出来事でした。








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