登山をすると
山岳民族の事を考えます。
先日
大分県日田市と福岡県八女市の県境に位置する山
釈迦岳へ
余り人が入っていないせいか
整備も行き届いておらず
ありのまま自然のまま
とても自然本来の美しい風景ばかりでしたが
同時に伸びた植物のおかげで道が分からず...
危うく遭難しかけてしまったんです。
ばっちり登山着を着てたかだか5時間程
下山近くにはもう泥だらけ
最後の方には「早く荷を降ろしたい...」そう思う程に
もう格好なんて気にならなくなっていました。
きっと同じような
過酷な自然環境の中
山岳民族の方々は
沢山の銀装飾のジュエリーや
重たいであろう天然素材の服や頭飾りを
肌身離さず身につけ
滑りやすい靴や手作りの草履にも負けず
農作業や山越えをしたりしていたのだろう。
と登山もしながらふと、想像しました。
過酷な中でも装う(=生きる)
という事、
また、魅せる飾るという事へのどん欲さや執着の様な
あっけらかんとした正直さ
その中からうまれる力強い物達に
改めて強く惹かれます。
山岳民族のつくるジュエリーがなぜこんなにも
かっこいいのか
力強いのか
少し解った気がした出来事でした。
まだまだ
装い(飾る美)と民藝(用の美)
について勉強が足りません。
まだまだ勉強しつつ経験しながら
私自身も、
原始的なもの
環境、人、製法、文化、目的、暮らしからうまれる美しさ
人の本能に近い有機質な刺激
を通してきっと私たちが忘れかけているであろう幸福感(豊かさ)
や考え方やあり方を考えるきっかけづくりを
伝える=非言語の記号(メッセージ)
として作り続けていく
として作り続けていく
原始的なもの(美)への憧憬
自然の営みの模倣
普遍的な洗練
を心にとめ
そして追い求めながら
いつも近くに自然を感じ
自分自身や暮らしに溶込むような
そんな物達を皆様へお届け出来たらと思います。
支離滅裂となってしまいましたが、
久しぶりの独り言でした。
お付き合い頂きありがとうございました。