2019年2月28日木曜日

以銭為飾(銭を飾りとする)①



少数民族の装いは震える程かっこいい


その奇抜とも言える衝撃的で力強い装いや装飾品
街中のセレクトショップよりもよっぽど刺激的


だけど
なぜ私は山岳民族少数民族の銀飾に惹かれるのだろう


少数民族の装いについて
毎日毎日
考えても答えのでない問い


なぜこのようなデザインになったのか
何の為に着けていたのか
少数民族はどこから来たのか



良くも悪くも文明の発達した現代に生きる私には到底計り知れない



生きること(衣食住)や民族(子孫)繁栄に対しての強い願いや欲、帰属意識
アニミズム(精霊信仰)を通して自然を師と仰ぎ感謝し大切にしながら共に暮らす気持ち
生活(物等)の中に求める美意識や呪術的(悪いものを祓い、身を守る、幸運を引き寄せる)機能
文字の無い制限の中での言葉や意思、伝承としての機能

その他ありますが...


そう
私達とはまるで正反対


銀細工一つ眺めるだけでも
「生きていきたい」
生きる事への素直な関心や欲をとても強く感じるんです。

現代人には足りていない感覚かもしれません。

だから惹かれるのかな


日々
様々な資料を調べれば調べるほど
社会の授業の様に様々な歴史と重なりました。

なるほど
だから移動したのか
だからこのデザインになったのか

時間はかかるけれど
一つ一つ
絡まった紐を解くような作業です。



時代の流れによって交わる民族間の文化

私はタイから入りましたが
ある民族の源を辿っていくと
中国やモンゴル、インドやヨーロッパ
様々な国や歴史が交差しています。


中国から移住した苗族(ミャオ族)とその支族
モンゴルゴビ砂漠周辺より移住したといわれるカレン族
その他民族


移動している中でなにがあったのか
一つの銀細工の中にも歴史がありました。


現段階の私の頭の中のつたない情報ですが、
問いに対して紐解く作業にどうぞお付き合い下さい。








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